これから煙管タバコを始める場合、最初に揃えなくてはいけないものは煙管と刻みタバコです。
タバコを吸い終わった後に吸口から息を吹き煙管の中の灰等を吹き出すのですが、それを受けるための灰吹
煙管はヤニで詰まってくるためモールと呼ばれる管の中を掃除するものも必要になってきます。
煙管という名前
煙管(キセル)はカンボジア語のクセル(管)が語源という説が有力です。
本来煙管は、雁首・羅宇・吸口という3個の部品でできていました。
雁首の先には火皿が付いていてそこに刻みたばこを乗せます。
名前の由来は、火皿に向けて上に曲がる形が水鳥の雁に似ているからだといいます。
雁首と吸口を繋ぐ長いパイプの部分は羅宇といい、竹でできたものが主流でした。
吸口は名前の通り、煙管の口を付けて吸う部分です。
羅宇はラオス産の竹が語源とされています。
長く付き合える煙管とは
上の画像は私の使用している延べ煙管(真鍮6寸)と掃除用の刷子にアルコールです。
吸口のほうにシリコンチューブがはめ込んであるのは、ちょっとした時に口に咥えて手を自由に使うためです。(無精者なので・・)
私の煙管はともかくとして、丈夫で使い勝手の良いのはこの画像のような一体物の延べ煙管が壊れるところもなく手入れも簡単です。
煙管は短いと味がきつくなり、また持ち手が熱くなるのと口の中に火の付いた灰が入ってくる確率が高くなります。
長いと味がまろやかになりますが、使い勝手が悪くなります。
レギュラーサイズである6寸(約180cm)を選んでおくと間違いないでしょう。
煙管の注意点
煙管は火皿を決して吸口より上にして吸わないこと。
管の中のヤニが口に入ってきて、とても嫌な思いをすることになります。
管の中のヤニは普段は固まっていますが、吸うと熱で流動的になるので火皿が必ず斜めしたにある形で吸いましょう。
煙管は熱いスープを吸うような感じで吸うこと。
慣れないうちは、特に軽く吸うように気をつけていないと火の付いた灰が口に入ってきます。
煙管での喫煙は軽く吸うだけで十分な煙が入ってきます。
普通の市販タバコを吸うような勢いで吸い込まないように。
煙管は吸うのではなく、ふかすもの。
煙管の吸い方は、肺まで吸い込むのではなく、口の中でふかすものです。
葉巻やパイプと同じようにふかして楽しむものだということを忘れないで下さい。
煙管は思っているよりもづっとデリケートで弱いので、テレビで見るように灰皿に叩きつけて灰を落としたりすると壊れてしまいます。
3点物のように分解できるものは連結部が駄目になってしまうので優しく扱いましょう。
上の画像は100均ショップの小物とコーヒーの空き缶を使った自家製タバコ盆です。
上から猫の足(忘れて下さい)・煙草盆となっていて、持ち歩き用のキセルケースと刻みたばこ入れ、ライター・コーヒーカップの灰皿とコーヒーの空き缶の灰吹がセットしてあり、クリップで煙管受けとシリコンチューブを被せ灰を落とす時のクッションにしてあります。(先程、叩いて灰を落としてはいけないと書いたばかりですが、私は無精者なので叩いちゃってます)
煙管の手入れ
煙管の手入れは、モールと呼ばれる細いコヨリのようなものを管に通して行います。
ですが、それだけでは徐々に詰まってきてしまうので、吸う頻度にもよりますが、月に一度位鍋に入れて煮込むかアルコールでヤニを取ってやることになります。
手っ取り早いのは、煙管用のブラシが売っているので購入し、アルコールを使って管の中を掃除してやることです。
アルコールは専用のものではなく、燃料用のアルコールがネットでかなり安く(500ccで250円位)売っているのでおすすめです。
アマゾンや楽天で燃料用アルコールで検索してみて下さい。
私はキャンプもよく行くのでいつも燃料用アルコールで溜まったヤニをやっつけています。