煙管道具として煙管専門店では必ず燐寸(まっち)が置いてありますよね。

煙管を吸う人には、燐寸で火を着けることにこだわっている人も多くいます。

燐寸で火を付け、煙管で喫煙後、燐寸の軸で火皿を掃除するという吸い方の動画まであるくらいです。

私は面倒なので、燐寸は使わずライターで火を着けていますが・・・

煙管と燐寸(まっち)

煙管は毎回吸うごとに火皿に残った灰をある程度掃除する必要があります。

煙管は和の色の強い物なので、どうしても風流にこだわりがちです。

ということで

  1. 煙管に燐寸で着火
  2. 優雅に喫煙
  3. 着火に使った燐寸の軸で火皿の掃除

ということなのでしょうが、私の場合ライターで着火し「煙管の友」という煙管具で火皿の掃除をしています。

この商品はパイプ用品のミニチュアといった感じの物で、火皿を掃除するためのスプーン・タバコの葉に刺して通気性を確保するためのピック・煙草の葉を押さえるためのダンパーガセットになったものです。

実際には、煙管の場合ダンパーは不必要なので、火皿を掃除するためにスプーンとピックを使用する感じになります。

実際の煙管の火皿の掃除には、木の柔らかさがある燐寸の軸のほうがキレイになると思いますが、私は燐寸を使うことのほうが煩わしいのでこちらを使用してます。

私の煙管ではスプーンが丁度火皿に合うのでスプーンのみを使用していますが火皿の小さなタイプの場合スプーンは入らないことがあるのでピックでの掃除ということになります。

とても小さく、キーリングもついているので持ち運びにもとても便利です。

燐寸の話

燐寸は細い木の軸に頭薬という頭の部分がついた形をしていて、箱の側面に着火させるための側薬が付いていますよね。

昔は黄燐(きりん)という発火性が高く、頭薬のみで何かに擦ることで発火する物がありましたが火災の危険性が高いことと黄燐のもつ強力な毒性が問題になり世界的に使用禁止になりました。

次に現れたのが赤燐(せきりん)という発火性が低いため、発火性の高い物で擦ることで発火する頭薬をもつ燐寸で、発火のための側薬を箱に付けた状態で販売されました。

赤燐を頭薬に使用した燐寸は、発火しにくいというだけで、完全に安全と言うわけではありません。

現在販売されている燐寸は、頭薬に赤燐を使わず塩素酸カリウムを含ませ、側薬に赤燐を含ませることで側薬無しでは発火しない安全燐寸と呼ばれるものになっています。

そして肉眼では解りませんが側薬が先に発火し、頭薬が燃え始めます。

煙管道具としての燐寸は様々なタイプの物があり、金属製の燐寸ケースも多く販売されています。

側薬を使わず、頭薬だけで発火するタイプの燐寸がアメリカで販売されていますが、昔の黄燐を使用した物ではなく、現在日本で販売されている安全燐寸の先端に硫化燐を塗布した物になっています。

防水燐寸

燐寸の頭薬は水に濡れると塩素酸カリウムが流出してしまうため、乾いても使用できなくなってしまいます。

その為、災害やアウトドア用に防水燐寸というものがしようされています。

防水燐寸は特別に購入しなくても、太めのロウソクを燃やして溶けたロウに燐寸の頭薬を漬けることで簡単に作れます。