煙管で吸う煙草は、刻み煙草で、今購入できるのは実質「小粋」と「宝船」の2銘柄になります。
どちらも、近所のタバコ屋さんで購入というわけにはいかず、煙管や手巻きタバコの専門店を探して、殆どの人はネットでの購入となるのが現状だと思います。
「小粋」はJTのマークが付いてるので、近所のタバコ屋さんと仲良くなれば取り寄せてもらうことも可能なのかもしれませんが、私の場合は電車で一駅先に専門店があることもあって、確かめたことはありません。
小粋
小粋は日本産の煙草の葉で作られた日本古来の刻み煙草です。
小粋は丈夫な紙製の箱入りで、さらに紙の内袋に入った状態で販売されています。
価格は10gで300円(確認時価格)となっています。
小粋はまさに刻み煙草といった洗練された美しい刻みで、見ていても美しいのですが、湿度の管理が面倒です。
小粋は見て解るように毛筆のような刻みが施されています。
煙管で喫煙する人は小粋しか吸わないという人も多く居ます。
味はまろやかで、とても深い味わいで口の中に旨味が広がります。
よく小粋が辛いと言われるのは、加湿を十分に行っていないからだと思われます。
購入した小粋をそのままの状態では、私も辛くて吸えません。
開封時は、乾燥された状態のため、時期により違いますが、ヒュミドール等で1日~2日加湿してから吸い始めます。
刻みが細かいため、すぐに乾燥してしまうので湿度管理を怠ると美味しく吸うことができません。
小粋の美味しく吸える状態の目安は指先で丸める時に細かく砕けてしまわない状態です。
箱から出すだけでも細かくバラバラになってしまうので私の場合、箱から出さずに丸いタイプのヒュミドールを2個内袋の中に入れ1日加湿後にタッパに移して湿度を調整しながら喫煙するようにしています。
宝船
宝船は柘製作所が販売している刻み煙草で最近ベルギー王国製からドイツ連邦共和国製に変更になりました。
価格は20gで500円(確認時価格)となっています。
宝船の刻みは、刻み煙草というより手巻きタバコのシャグに近いです。
宝船の刻みですが、どうみてもシャグですね。
開封時にも、ある程度加湿されている状態になっているのでそのまま吸い始めることも出来ます。
刻みが荒い分(一応小粋と同じ0.1mm刻みを謳っています。)湿度の管理が楽で煙管初心者には吸いやすいでしょう。
下に私の吸っている手巻きタバコのシャグ、チェ(赤)の画像を載せてみます。
異物が少ない分こちらのほうが煙管に合いそうに見えます。
しかも、チェは無添加無香料なので、煙管で吸うのにも適しています。
実は、私も今は煙管でもチェを愛用しています。
手巻きで使用しているので、使い回すのに便利なこともありますが味もまるっきり引けを取りませんよ。
価格的にも、チェは25gで550円なので安上がりです。